こんにちは、代表の三坂です。
この前、ドラックストアで日焼け止めを買おうと思ったんですけど、びっくりしました。棚一面にズラっと並ぶ日焼け止め。全部に「SPF50」「PA」って書いてある。え、どれも最強やん?って。なのに価格はピンキリ。パッケージも、言ってることも大して変わらない。
そのときふと、こう思ったんです。
これ、SESのスキルシートも一緒じゃん?と
今日は、そんな日焼け止め選びから見えてきた、「なぜスキルシートが通らないのか?」について話してみたいと思います。
1. スキルシートの中身よりも、伝わり方が評価を左右する
SESの営業をやっていて痛感するのは、スキルシートは“内容そのものよりも見え方で結果が決まる、という事実です。
たとえば
- スキルは豊富だけど、羅列されすぎて読みにくい
- 使用技術が書いてあっても、「何をしたか」がわからない
- 強みが埋もれている、または目立っていない
つまり、どんなに優秀でも「伝わらなければ価値がゼロになる」んです。これ、日焼け止めの「みんな最強に見える問題」と同じ。
しかも、見ているのはエンジニアではなく、発注側の非エンジニアだったりします。だからこそ、伝わりやすい構成・ビジュアル・言葉選びが重要になります。
2. SESの現場では、1日10枚以上のスキルシートが見られている
実際、発注元の担当者は「今日中に3〜5人出して」と言われて、 SES営業から大量に届いたスキルシートをザッと眺めます。
1人あたりのチェック時間、平均して10〜15秒です。
その一瞬で、どれだけ「パッと見で安心できる人」に見えるかが勝負。
これはもう、技術力じゃなくて視認性の戦いです。
- シートのフォーマットは揃っているか?
- 「React 3年」など、数字で強みが見えるか?
- 自己PRが“熱意”ではなく成果ベースで書かれているか?
このあたりを押さえているだけで、通過率は体感で1.5〜2倍変わります。
3. スキルシートは「技術書」じゃなくて「営業資料」
SESにおいてスキルシートは、商品カタログみたいなものです。 技術者としての「中身」は面談で見られるとしても、その前段階で落ちるなら、面談すら呼ばれません。
実際に通過率の高いスキルシートには、以下の特徴があります:
- プロジェクトごとに役割と成果が明記されている
- 強調したいスキルは、文頭・太字・枠線など視覚的に工夫されている
- 適切に余白や改行が取られていて、読みやすい
逆に、通らないスキルシートには「技術はあるけど読みにくい」ものが多いです。技術者のこだわりが、そのまま“通らない理由になっているケースもあります。
4. 通過率を上げる会社の裏側:営業が添削している
ここはかなりリアルな話ですが、通過率の高いSES企業では、営業がスキルシートの添削に本気で取り組んでいます。
たとえば、
- 案件に合わせてPR文を都度書き換える
- 顧客の好みに合わせて表現を最適化
- 同じ内容でも「見せ方」を変えて再提案
このあたり、エンジニア本人が気づいていない部分で通る・通らないが変わっていることを、エンジニア自身は知らないこともあります。
5. まとめ:中身は良くても、売り場で埋もれたら意味がない
最初に話した日焼け止めの話。
「全部SPF50で何が違うのか分からない」あの棚の中で、目立ってる商品って、別に成分がすごいんじゃなくて、見せ方がうまいんですよね。
SESのスキルシートもまさに同じ。
いくら技術があっても、「読まれない」「わかりづらい」「安心感がない」なら、現場に呼ばれることはありません。
エンジニアの価値が中身だけで決まると思ったら、もったいない。売れる商品は、見た目も設計されてるんです。
だから、スキルシートは営業資料として磨き込みましょう。 それが、待機から抜け出すいちばん現実的な近道です。