こんにちは!代表三坂です。今日も執筆していきます!!!!!!
暑い!!!!!!
今日は発する言葉の重要さについて問う内容となっています。
早速行ってみましょう。
「あいつ、消えたな…」と思う瞬間がある
私は数え切れないほどのエンジニアと現場を共にしてきました。
その中には、ものすごく優秀なのに突然見かけなくなった人もいれば、
ずっと成長しないまま40代になり、気づいたら案件に入れず消えていった人もいます。
SESという業態は、キャリアが伸びる人と、詰む人が極端に分かれる世界です。
しかも厄介なのが、スキルや学歴が関係ないということ。
じゃあ、何がキャリアを分けるのか?ひとつだけはっきり言えることがあります。「あ、これは危ないな」と感じる人は、必ず口癖に兆候がある。
今回は、キャリアが詰む人”にありがちな5つの口癖を紹介しながら、
それをどう捉え、どう修正すべきかも併せてお伝えします。
口癖①:「言われたことはやってますけど…」
これはもう、絶対に危ない人のセリフです。現場でミスや進捗遅れがあったとき、フォローや指摘に対してこの言葉が出たら、クライアント側もリーダー側も「おっ」と感じます。
なぜならこの言葉の裏には、
- 自分で思考しない
- 指示待ちで動く癖
- 主体性がない
- 他責思考
…といった「エンジニアとして最も価値を持たれない性質」が詰まっているからです。
✅対処法:
「やるべきこと」を待つのではなく、常に「できること」を探す姿勢が評価されます。「言われたからやる」ではなく「価値を出すために提案する」が評価軸です。
口癖②:「こんな現場だとは思いませんでした」
あるあるです。
特に若手や転職直後の人からよく聞きます。
でもこれ、現場からはこう受け取られています。
「要件確認もせず、自分で選んだくせに文句言ってるやつ」
SESでは、案件選定の情報は100%正確ではないことを前提に動く必要があります。
だから「思ったのと違う」というのはある種当然で、それを踏まえて
- 適応するか
- 転換点にするか
- 営業と交渉するか
など自分で次のアクションを決める責任があるんです。
✅対処法:
参画前に「これは絶対に避けたい条件」「逆に許容できるライン」を明確にしておく。
参画後も文句を言う前に「現場で得られるもの」にフォーカスを。
口癖③:「それ、僕の仕事じゃないですよね?」
…いや、気持ちはわかる。
契約範囲もあるし、業務分担もある。
でもこのセリフを言った瞬間、あなたの信頼は激減します。
現場のマネージャーやPMは、こう思います。
「責任感がない」「チームの空気を壊すやつ」
SESでは、“契約で区切られた仕事”よりも、チームでどう動けるかの方が価値になります。
「これは自分の役割外です」と突っぱねる人は、扱いづらい認定されて、契約終了候補に真っ先に挙がります。
✅対処法:
一度「できる範囲で協力します」と受けて、その後で営業やPMと調整するのが正解。
最初から線引きしすぎると、柔軟性がない人として排除されます。
口癖④:「この現場、学びがないんですよね…」
学びがない、は甘えです。
むしろ“学びを見つけにいく意識”がない人は、どの現場に行っても成長しません。
たとえ運用保守の現場でも、
- ログ調査のアプローチ
- 運用設計の背景
- エスカレーションのルール
など、抽象化すればどんな現場にも設計思想や運用哲学が埋まってる。
それを自分で拾いにいけない人は、次の現場に行っても「学びがない」と言い続けます。
✅対処法:
「この現場で得られる抽象化されたスキルは何か?」と常に内省すること。
学びは仕事の外にあるのではなく、解像度によって手に入る。
口癖⑤:「まぁ、いまは案件に入ってるんで…」
これは思考停止のサインです。
現場に入ってしまうと、つい安心してしまい「目の前の仕事」に埋もれがち。
でも、本当に強い人は案件の最中でも、次のキャリアを設計しています。
- この案件の経験で、どんな価値を証明できるか?
- 次に狙う案件で必要な経験は?
- 自分の市場価値はどのくらいか?
…こういう問いを持たず、
「今は現場あるし」で思考を止めた人は、2年後に自分が需要が全くない現実に直面します。
✅対処法:
案件参画直後こそ、「次を見据える」絶好のタイミング。
営業と定期的に面談/勉強会に出て情報収集/自己学習の時間確保が必須です。
【まとめ】キャリアが詰むのは、無自覚な思考停止から始まる
今回紹介した5つの口癖は、どれもよくある言葉です。
だからこそ怖いのです。
- 悪気なく出てくる
- 正論に聞こえる
- 無意識に言っている
でも、それが重なっていくと、気づけば誰にも求められないエンジニアになります。
逆に言えば、
この5つを封じるだけで、SESキャリアの生存率は一気に上がります。
【最後に】言葉は思考を映す鏡
あなたが何気なく口にしている言葉は、
「自分のキャリアへの姿勢そのもの」かもしれません。
キャリアの差はスキルではなく、思考の差。その思考は、日常の言葉に滲み出ます。どうか、自分が発する言葉を一度だけでもいい。俯瞰してみてください。
「自分は、成長を止めてないか?」
「誰かのせいにしてないか?」
「選ばれるエンジニアになれているか?」
その問いかけができる人は、きっとこの先も生き残れます。