こんにちは、株式会社LEGAREA代表の三坂です。
SESの単価やキャリアについて話す機会は、
日常の中で自然と生まれてきます。
技術力はあるのに単価が上がらない。
経験を積んでいるのに年収が伸びない。
今回は、僕自身が現場で日々感じている、
単価が上がらない本当の理由と年収を停滞させる3つの習慣について、
話したいと思います。
目次
- SES単価が80万円前後にとどまりやすい理由
- 単価が上がらない人の特徴① 報連相が作業になっている
- 単価が上がらない人の特徴② 言われたことしかやらない
- 単価が上がらない人の特徴③ 転職回数が多い・現場を選り好みする
- 単価を上げるための3つのアクション
- まとめ
SES単価が80万円前後にとどまりやすい理由
SESの単価は、構造的に上がりにくい仕組みになっています。
多重下請けが重なるほど粗利は薄くなり、
単価の上限は80万円前後でほぼ固定されてしまう。
交渉をしても、最終判断を持つのは営業ではないことが多く、
数字だけでは動かない場面も少なくありません。
現場で重視されているのは、技術力そのものより、
日々の振る舞いから伝わる安心感や信頼です。
スキルシートの内容より、
普段のコミュニケーションや姿勢のほうが評価に直結していきます。
外から見るとシンプルな仕組みに見えるのに、
実際には人の動きや関係性がすべてを左右していると思います。
単価が上がらない人の特徴① 報連相が作業になっている
報連相は、ただのルーティンではありません。
エンド側は、日々のコミュニケーションの質を通して
「継続してほしいかどうか」を判断しています。
相手の立場に立って情報を整理できているか。
背景や意図、リスクまで含めて伝えられているか。
多重下請けの現場では会社名すら言えないこともあるため、
個人としての信頼感がすべての武器になります。
報連相は、信頼を積み上げるための行為です。
ここを丁寧にできる人は、自然と単価が上がっていきます。
単価が上がらない人の特徴② 言われたことしかやらない
SESには「指示待ち」という偏見があります。
だからこそ、少し意見を出すだけで「この人は違う」と評価されます。
主体的に動く人には、発注側から「継続したい」という声が営業に届き、
その声が単価交渉の材料になる。
反対に、愚痴や他責が多く、言われたことだけをこなす人は
「いなくても困らない」という評価になってしまいます。
主体性は、単価に直結します。
これは、現場に長くいるほど痛感することです。
単価が上がらない人の特徴③ 転職回数が多い・現場を選り好みする
転職回数が多い理由を、
「予算縮小で抜けました」と説明する人は少なくありません。
ただ、発注側はもっとシビアで、
粘り強さや継続する覚悟を転職歴から読み取っています。
現場を選り好みして短期間で抜ける人は、
営業から「信頼できない」と判断され、
単価交渉のテーブルにすら乗らないことがあります。
現場を頻繁に変える人は、単価が毎回リセットされ、
新人と同じスタートに戻されることもあります。
継続力は、単価を上げるための大きな資産です。
これは、数字以上に重い意味を持ちます。
単価を上げるための3つのアクション
ここからは、今日からできる3つの行動について書いていきます。
どれも派手ではありませんが、確実に未来の年収を変えていくものです。
アクション① 報連相の質を上げる
事実だけを伝えるのではなく、背景や意図、リスクまで含めて整理し、
相手が判断しやすい形で情報を渡す。
それだけで「安心して任せられる人」という評価につながります。
丁寧さは、信頼に変わります。
アクション② 指示待ちから脱却し、課題発見と提案を習慣化する
小さな改善点でも「こうした方が良いと思います」と提案する。
仕様の曖昧さやリスクを先に拾い、相談ベースで共有する。
主体性を見える形で示すことで、発注側からの継続要望が生まれ、
単価交渉の材料になります。
現場での小さな行動が、あとから効いてきます。
アクション③ 営業をパートナーにする
営業に任せきりにするのではなく、現場の状況や課題を共有し、
一緒に戦略を考える。
営業が発注側に「この人は継続したい」と言いやすい状態を作ることが、
単価アップの近道です。
営業との関係性は、想像以上に単価に影響します。
まとめ
SESという働き方は、外から見える姿と、中で体験する現実のあいだに
大きな差があります。
単価の天井は構造的に決まっているように見えますが、
その中でも年収を伸ばしていく人は確かに存在します。
その違いは、派手なスキルではなく、
報連相・主体性・継続力という習慣 にあります。
仕事の進め方の小さな癖が、年単価5万円の差を生みます。
その差が10年続けば、50万円の年収差になります。
「この人にいてほしい」と言わせる信頼を、どう丁寧に積み重ねていくか。そこにSESで単価を上げるための本質があるように感じています。
今の働き方に迷っている方や、これから単価アップを目指す方にとって、
少しでもヒントになればと思います。

